更新日時: 2025年11月20日

セラピストの仕事の本音は?実情とやりがいを紹介

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セラピストとして働きたいと考えている方の中には、「実際に働く人の本音を知りたい」「職場の雰囲気や待遇面が気になる」と感じている方もいらっしゃるでしょう。セラピストとして活躍している方のリアルな声や、現場での課題を理解しておくことで、自分に適した働き方を見極めやすくなります。また、職場選びのポイントが明確になり、後悔のないキャリアを築くことができるでしょう。

この記事では、セラピストの仕事に関する本音を「仕事全般・待遇・人間関係・お客様対応」の4つの視点からご紹介し、それぞれの悩みに対する具体的な対処法も解説します。

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【この記事で分かること】
・セラピストの仕事全般・待遇・人間関係・お客様に関する本音
・セラピストの仕事のやりがい

 

セラピストの仕事の本音

セラピストという仕事は、「人を癒す」やりがいのある職業である一方で、身体的にも精神的にも負担の大きい一面があります。お客様に満足してもらうためには、常に技術と心の両面で成長し続ける努力が欠かせません。

ここでは、現場で働くセラピストたちのリアルな声をもとに、仕事全般に関する本音を、以下の4つの観点から見ていきましょう。

  • 仕事全般に関する本音
  • 待遇に関する本音
  • 人間関係に関する本音
  • お客様に関する本音
     

仕事全般に関する本音

セラピストの仕事は、体を使う施術だけでなく、お客様とのコミュニケーションや継続的な学びなど、多方面での努力が求められます。施術を通じて「ありがとう」と感謝される喜びがある一方で、体力面や精神面、労働環境などでつらさを感じる人も少なくありません。

まずは、セラピストが抱える仕事全般に関する本音と、それに対する対策をご紹介します。 

身体的な負担が大きい

セラピストの仕事は一見華やかに見えても、実際には施術で体全体を使うため、腰を痛めたり、膝に負担がかかったりすることがあります。そのため、身体的な負担が大きく、つらいと感じる方もいます

また、施術中だけではなく、施術後に掃除をしたり、次のお客様の準備をしたりするなど、体を動かし続けることで疲労がたまりやすい傾向です。さらに、セラピーでは手と指を使ってお客様のボディにアプローチするため、手荒れや乾燥に悩むセラピストも多いのが現実です。

これらの負担を軽減するには、セラピスト自身のセルフケアが重要であり、リラクゼーションを受けるなど、体力や健康のケアをすることが大切です。手荒れのケアに関しては季節を問わず保湿などのハンドケアを行う必要があります。

また、自分の体調やペースに合った働き方ができる職場を選ぶことも、長く続けるための重要なポイントといえるでしょう。

精神的な負担がかかる

セラピストのもとには、日常のストレスを癒したいと考えるお客様が訪れます。中には、施術中に職場や家庭の悩みを話したり、愚痴を話したりする方も大勢います。

セラピストはお客様に寄り添いながら聞き役になることが求められますが、その一方で、マイナスの感情を受け取りすぎてしまい、共感から落ち込んだり、疲れたりする場合があります

特に、感受性が強い方やうまく気持ちを切り替えられないセラピストほど、精神的な負担を感じることもあるでしょう。

ネガティブな感情を引きずらないためには、仕事とプライベートの切り替えを意識し、趣味を楽しんだり、旅行に出かけたり、友達・家族との時間でリフレッシュしたりすることが大切です。

継続的な学習が大変

セラピストとして長く活躍していくためには、常に新しい技術や知識を学び続ける努力が求められます。お客様に満足してもらい、顧客(リピーター)になってもらうために、新しい技術や施術法を取り入れる必要があります。しかし、この「学び続けなければならない」というプレッシャーが、負担に感じられることもあるでしょう。

また、スキルアップのためにセミナーや講座に参加するには、費用や時間がかかります。休日を削って研修に参加したり、資格取得のために勉強時間を確保したりすることは、体力的にも精神的にも負担になる場合があります

しかし、民間資格を取るなどスキルアップをすれば仕事の幅を広げられ、また転職先を見つけやすいことも事実です。モチベーションを保つためには、「今年は〇件セミナーに参加する」など、具体的な目標を立て、小さな達成を積み重ねていくと良いでしょう。

労働環境への不満

セラピストの労働時間は一定ではなく、その日によって異なる可能性があり、それがつらいと感じる方もいます。また、予約が多い日はスムーズに休憩がとれない場合もあります。

さらに、お客様が遅れて来店したり、当日にメニューを追加したりすることで施術時間が予定より長引き、場合によっては業務延長が発生することもあるでしょう。接客業のために土日祝日が休みにくく、家族や友人と休日が合わない点に不満を感じる方もいます。

これらの対策としては、就労をつらいと感じなくて済むような自分のライフスタイルを作り出し、体力に合う労働環境の職場を選ぶことが大切です。それでもつらいと感じる場合は、労働環境を変えるために転職を検討するのも一つの方法といえるでしょう。

待遇に関する本音

セラピストの仕事はやりがいのある反面、「収入が低い」「ノルマがきつい」「福利厚生が不十分」といった待遇面での悩みを抱える人も少なくありません。特に、体力や時間を使う仕事であるにもかかわらず、収入や働く環境が十分に見合っていないと感じるケースもあります。

続いて、セラピストの待遇に関する本音と、それぞれの課題に対する考え方をご紹介します。 

収入が低いうえに上がりにくい

セラピストの収入は、一般的に高いとはいえません。ハローワーク求人統計データによると、リフレクソロジストやアロマセラピストの平均月収は23万円程度という結果になっており、「仕事の労力に見合わない」と感じる方もいます。特に、働き始めて間もないセラピストは経験が浅く、スキルやキャリアがまだないため、収入が低い傾向です。

また、非正規雇用だと収入が安定しにくく、将来への不安を感じることもあるでしょう。さらに、サロンによっては完全歩合制や指名制を採用しているところもあり、お客様が取れないと収入が低くなるケースもあります。

しかし、セラピストの待遇が悪いとは一概にはいえません。セラピストとしての経験を重ね、役職がつくと年収アップできるケースもあるためです。また、セラピストの民間資格を取得し、施術スキルを高めることで、昇給も見込めます。

就職活動をする際は、事前に給与体系を確認しておくと安心です。なお、セラピストの年収の詳細については、以下の記事もあわせてご覧ください。

>セラピストの年収は?年収アップを目指す方法も紹介

ノルマが厳しい

セラピストの職場によっては、新規契約・売上・商品販売などのノルマが課せられている場合があり、達成するのが厳しいと感じる方もいます。ノルマばかりを気にして、お客様への施術に集中できない状況は、セラピストとして心苦しいものです。

一方で、施術にしっかり集中し、ノルマを達成できた場合には、インセンティブ(報奨金)を受け取れるなど、頑張りが収入に反映されるメリットもあります。

また、最近はノルマを設けないサロンも増えているため、ノルマを課せられるのがつらい方はノルマなしのサロンを選ぶと良いでしょう。 

福利厚生に不満を感じる

セラピスト業界では、企業や雇用形態によって福利厚生には大きな差があります。中には、健康保険・厚生年金・退職金などの基本的な福利厚生が整っていないサロンも存在します。一方で、各種社会保険・社員割引・社員旅行・研修制度など、福利厚生が充実している企業もあります。

安心して働く上で、こうした基本的な保障が整っていないと不安を感じるのは当然であり、同じ職場で長く働くなら福利厚生の充実は欠かせません。そのため、働き始める前に福利厚生についてしっかり確認しておくことが大切です。

人間関係に関する本音

セラピストの仕事はお客様との関わりだけでなく、セラピスト同士のチームワークも欠かせません。しかし、職場によっては人間関係にストレスを感じることもあります。

ここでは、セラピストとして働く上での人間関係に関する本音と、その対処法を確認していきましょう。 

セラピスト間の競争・対立に疲れる

ノルマが厳しく設定されたサロンでは、セラピスト同士が売上や指名数などの成績を競い合うことが多く、職場の雰囲気がギスギスしがちで疲れてしまう可能性があります。お客様への施術に集中したいのに、指名の獲得や他のセラピストの活躍ばかりが気になり、人間関係に悩む方もいるでしょう。

このような職場では、個人の努力だけで人間関係を改善するのは難しいのが現実です。そのため、職場選びの段階で、チームワークを重視する方針や、過度な競争を生まない評価制度を採用している職場を見極めることが大切です。

先輩や上司との上下関係に悩む

サロンによっては、上司の指導が厳しい、施術と接客で価値観が異なるなど、上の立場の人と合わないケースもあります。上下関係に厳しいところでは一方的に叱ってくる上司や先輩がいる場合もあり、苦痛に感じてしまう方もいるでしょう。

このような環境では、つらいだけではなく、セラピストとしての成長も難しくなります。そのため、応募段階で職場環境を見極めることが大切です。面接や見学の際にセラピストなどの雰囲気をよく観察し、安心して働ける職場か確認するようにしましょう。

お客様に関する本音

サロンで働く中で、「お客様との関わり方」に悩むセラピストは少なくありません。どんなに技術を磨いても、人と人との距離感やコミュニケーションの取り方一つで、施術の満足度や自分の気持ちの余裕が大きく変わってしまうことがあります。

ここでは、セラピストのお客様との接し方に関するリアルな本音をご紹介します。 

コミュニケーションや距離感の調整が難しい

セラピストはお客様との関わりが欠かせませんが、そのお客様とのコミュニケーションや距離感を難しく感じ、つらい思いをするセラピストも多いです。

例えば、施術に不満や気になる点があっても遠慮して言わないお客様には、「我慢せずに伝えてほしい」と思うときもあるでしょう。また、体勢がつらい場合に、できるだけ楽な姿勢を取ってほしいと思っていても、なかなか伝わらないケースもあります。

その他にも、フレンドリーなお客様の中には、セラピストのプライベートに関する会話を好む人もおり、プライベートな質問が苦手な方にとっては苦痛を感じることもあるでしょう。中には、施術と関係のない悩み相談を受けることもあり、それが精神的な負担と感じる方も少なくありません。

お客様がリラックスできる空間をつくるためには、相手の様子を観察しながら、会話の量や内容を柔軟に調整することが大切です。

施術中に要望を伝えてくれなくて困る

お客様の中には、施術中の「もう少し強くしてほしい」「少し寒い」といった要望を、遠慮してなかなか言わない方もいらっしゃいます。しかし、お客様からの要望がなく、施術後に「ちょっと強くて痛かった」と言われると、セラピストとして悲しい気持ちになるのは当然です。

そういったすれ違いを防ぐためには、お客様のほうから要望がなくても、セラピストから声をかけて力加減や体調を確認することが大切です。また、お客様が要望を気軽に伝えられるような雰囲気を作ることも重要です。

 

セラピストは大変なこともあるけどやりがいのある仕事

セラピストの仕事には、体力的な負担や人間関係の難しさなど、大変なこともあります。しかし、その一方でお客様から直接「ありがとう」と感謝の言葉をもらえたり、施術を通じて信頼関係が築けたりと、得られるやりがいも非常に多いです。

施術によってお客様の悩みや不調が軽減されたときには、「人の役に立っている」という充実感も得られ、自信やモチベーションにもつながります

また、経験を積む中で知識や技術が磨かれ、指名やリピートが増えていくことも、自分の成長を実感できるやりがいの一つです。

将来的には、独立して自分のサロンを持つという夢をかなえることも可能です。好きなことを仕事にし、人を癒しながら自分も成長できることが、セラピストという仕事の大きな魅力といえるでしょう。

>セラピストになるには?セラピストになれる方法を解説

 

まとめ

セラピストの仕事は、一見華やかに見えても、実際には体力的・精神的な負担や人間関係の悩み、お客様とのコミュニケーションの難しさなど、さまざまな課題があります。「労働時間が不規則で休憩が取りにくい」「収入が低く上がりにくい」などの本音を抱える方も少なくありません。

しかし、それ以上のやりがいがセラピストの仕事にはあり、お客様の笑顔や感謝の言葉、技術向上による成長実感が大きな励みになることも事実です。

また、こうした悩みの多くは、自分に合った職場を慎重に選ぶことで解決できます。職場選びの際には、労働環境や待遇面をしっかり確認し、自分のライフスタイルに合った働き方ができる環境を選ぶようにしましょう。

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さらに、頑張りが収入に反映される仕組みが整っているため、セラピストとして安定した収入を目指すことも可能です。

セラピストとしての新しい一歩を踏み出したい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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