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セラピストとして働く上で、「お客様に信頼感を与えつつ、自分らしい服装をどう選べば良いか」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。服装は、お客様からの印象を左右する重要な要素で、清潔感や動きやすさ、サロンの雰囲気との調和を意識して選ぶことが大切です。
本記事では、セラピストにふさわしい服装選びの基本的なポイントや人気のスタイル、身だしなみの注意点をわかりやすく解説します。服装のポイントを押さえることで、お客様に安心感と信頼を与えるセラピストを目指せるでしょう。
| 【この記事で分かること】 ・セラピストの服装選びのポイント ・セラピストに人気の服装とその特徴 ・セラピストが服装以外で気をつけるべき身だしなみ |
セラピストの服装選びのポイント
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セラピストとして働く際、服装は施術のしやすさに影響するだけでなく、お客様に与える印象も左右します。ここでは、服装選びに大切な要素を以下の4つの視点で解説します。
- 清潔感があるか
- 動きやすく機能的か
- サロンのコンセプトとの調和が取れているか
- 品位のある服装か
清潔感があるか
セラピストはお客様との距離が近い仕事であり、リラクゼーションを提供する際、身体に触れることもあります。そのため、お客様に不快感を与えない清潔感のある服装が求められます。
サロンに来るお客様は「癒やされたい」「キレイになりたい」と期待しているため、セラピスト自身も身だしなみに気を配り、常に清潔感のある状態でいることが重要です。
具体的には、服にシワが付かないようアイロンをかけることや、シミがつかないような素材を選ぶこと、こまめに着替えるといった工夫が必要です。
動きやすく機能的か
施術中はさまざまな姿勢をとるため、動きやすく機能性の高い服装が適しています。伸縮性のあるストレッチ素材の服は動きやすく、施術も行いやすいためおすすめです。
裾や袖の長い服や、ゆったりしすぎる服は、施術中にお客様の顔や機材などに引っかかってしまう恐れがあります。
また、しゃがんだ際にインナーが見えてしまう服は、相手に不快感を与えるだけでなく、自分も施術に集中できないため、避けた方が良いでしょう。
サロンのコンセプトとの調和が取れているか
サロンには落ち着いた空間や高級感のある雰囲気など、それぞれコンセプトがあります。服装がそのコンセプトに合っていないと、お客様に悪い印象を与えかねないため、調和の取れたアイテムを選ぶことが大切です。
例えば、高級感のあるサロンでは黒・紫・ゴールドを服装に取り入れることや、落ち着いた雰囲気のサロンの場合はあたたかみのある色味を選ぶことがおすすめです。
品位のある服装か
華美で派手すぎる服装は、お客様に不快感を与えてしまう恐れがあり、施術にも不向きなため、接客業としてふさわしくありません。
また、サロンのお客様は美意識が高い傾向があるため、Tシャツやジーンズといったカジュアルすぎる服装は、信頼を損なう可能性があります。さらに、肌の露出が多い服装もお客様に不快感を与え、サロンのイメージを損ねる恐れがあるでしょう。
極端な服装は避け、落ち着いた雰囲気で品位のあるものを選ぶことがポイントです。
セラピストに人気の服装とその特徴

セラピストの服装にはさまざまなスタイルがあります。それぞれ、動きやすさや清潔感、サロンの雰囲気に合わせて選ぶことが重要です。ここでは、以下の5つの人気スタイルと、その特徴について詳しく解説します。
- パンツスタイル
- ワンピーススタイル
- チュニック
- スクラブ
- エプロン
それぞれの特徴をチェックし、服装選びの参考にしてください。
パンツスタイル
セラピストの服装で定番なのが、パンツスタイルです。パンツは、チュニックやスクラブ、エプロン、ポロシャツなどと組み合わせて着用します。
伸縮性に優れてストレッチの効いたものや、速乾性の高いものなど、動きやすさや機能性に富んだスタイルです。また、動きやすいだけでなく、爽やかで活動的な清潔感のある雰囲気を演出できることも特徴です。
身体を大きく使うボディケアや、リラクゼーション系のサロンに適しています。
ワンピーススタイル
ワンピーススタイルは、女性らしい雰囲気を演出できる服装です。
丈が短すぎたりタイトすぎたりしなければ、動きやすさを保ちつつ、シルエットも美しく見せることが可能です。デザイン次第では、華やかさや可愛らしさも演出でき、美容系のサロンにおすすめです。
ただし、ワンピースの丈が短すぎると動きにくく、長すぎると機材に引っかかる恐れがあるため、デザイン選びには注意しましょう。
チュニック
チュニックは腰回りやヒップをカバーする長めの丈が特徴で、基本的に上下が分かれた2ピースで、パンツと合わせて着用します。
動きやすく施術がしやすいことはもちろん、身体のシルエットが出にくく、締め付けが少ないことも魅力です。
機能性に優れながら、ゆったりとして柔らかい印象を与えられるため、落ち着いた親しみのある雰囲気のボディケアや、リラクゼーション系サロンに適しています。
スクラブ
スクラブは、スクラブ素材で作られた半袖でVネックの医療服です。医療現場で使われる服のため、清潔感のある印象を与えられます。
パンツと組み合わせて着用するため動きやすく、丈夫な素材で洗っても傷みにくいことが特徴です。そのため、汚れを落とすためにゴシゴシ洗ってもヨレにくく、清潔な状態を保てます。
カラーバリエーションも豊富で、サロンのイメージに合わせたカラーを選べる点も魅力です。
エプロン
エプロンは、上記の服装にプラスして着用することが多く、中に着ている服を汚さず、エプロンだけをすぐに着脱できるため、清潔な状態を保てることが利点です。そのため、オイルや化粧品を使って汚れることが多いサロンに適しています。
撥水加工や静電気の帯電防止加工などが施されているものもあり、機能性にも優れています。デザインが豊富なため、サロンの内容や雰囲気に合わせて選ぶことがおすすめです。
セラピストが服装以外で気をつけるべき身だしなみ
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セラピストは服装以外にも、次のような身だしなみ全般に気を遣う必要があります。
- ヘアスタイル
- メイク
- ネイル・ハンドケア
- 匂い
- アクセサリー
- 靴
これらを整えることで、お客様に清潔感と信頼感を与え、快適な施術環境を提供できます。ここでは、服装以外で気をつけるべき6つのポイントをチェックしていきましょう。
ヘアスタイル
髪が長い場合は「夜会巻き」や「お団子ヘア」などでまとめ、短い場合でもヘアスプレーやワックスで崩れないよう工夫することがポイントです。また、派手すぎる髪色は避け、サロンの雰囲気を損なわない落ち着いたカラーにしましょう。
髪がまとまっていなかったり、手入れをしない傷んだ髪でいたりすると、清潔感が損なわれてしまいます。また、髪が落ちたり抜けたりしてお客様に触れると不快感を与えかねません。
セラピストは下を向いて施術することが多いため、髪が落ちてこないスッキリとしたスタイルを保つことが重要です。
メイク
セラピストは清潔感があり、好印象を与えるメイクを心がけることも大切です。
セラピストの肌荒れが酷かったり、ノーメイクだったりすると、来店されたお客様に不快感を与えてしまうことがあります。また、メイクが派手すぎると清潔感が損なわれかねません。
さらに、施術中に汗をかきやすい場合は、崩れにくいメイクを心がけましょう。清潔感とナチュラルな雰囲気をあわせ持った、健康的で自然なメイクをすることがポイントです。
ネイル・ハンドケア
セラピストはお客様に直接触れる仕事であるため、爪は短くし、手荒れもケアしておくことが必要です。
爪が長いと、お客様の肌を傷つけてしまう恐れがあります。ネイルが禁止されていないサロンであっても、爪は短くし、派手すぎないナチュラルなカラーやデザインにしましょう。
また、手がカサカサ・ザラザラの状態ではお客様の満足度を損ねる可能性があるため、ハンドケアも大切です。
匂い
強すぎる匂いはお客様に不快感を与えてしまうため、セラピストは匂いに細心の注意が必要です。
体臭はもちろん、香水の使い方にも気を付けましょう。香水も好みによっては強く感じる方もいるため、使用する場合は万人受けする香りを選び、付ける量を調整することが大切です。
アクセサリー
お客様にぶつかったり、音が気になったりすることを避けるため、基本的に指輪、ネックレス、ブレスレット、腕時計などのアクセサリーは外しておくことが望ましいです。
アクセサリーが許可されている職場であっても、施術の邪魔にならないシンプルで小さめなものを選びましょう。派手なアクセサリーはお客様に不快感を与えてしまう可能性があるほか、サロンの雰囲気にも適さない恐れがあるため注意が必要です。
靴
セラピストは基本的に立ち仕事のため、動きやすく疲れにくい靴を選びましょう。
ヒールが高いものや足に負担のかかるもの、動きに制限の出るものは施術に適しません。クッション性に優れ、足への負担が少ない疲れにくい靴を選ぶことがポイントです。
特にオイルを使用するサロンの場合は、滑りにくいものを選ぶと安全性が増し、施術がしやすくなります。
セラピストの服装に関するよくある疑問
最後に、セラピストとして働くうえでの服装に関するよくある疑問にお答えします。セラピストの面接・就業時にぜひ参考にしてください。
なお、ご紹介する内容は一般的なセラピスト業界の傾向に基づく情報であり、「りらくる」の規定を示すものではありません。
面接時に最適な服装はありますか?
面接時は、基本的にスーツもしくはオフィスカジュアルが無難です。私服や平服で来るよう指示がある場合は、シンプルなパンツやスカートに、落ち着いたデザインのシャツやカーディガン、ジャケットを組み合わせることがおすすめです。
また、サロンによっては実技チェックが行われることもあるため、施術が可能な動きやすい服装を用意しておくと良いでしょう。
また、清潔感が重要視されるため、実際に働くときと同様に髪はまとめてメイクやネイルも派手すぎないよう注意することがポイントです。
通勤時の服装で気をつけるべきポイントはありますか?
セラピストは接客業のため、通勤時や退勤後など店舗の周辺でお客様と会う可能性もあります。その際、施術しているときの印象とかけ離れた服装では、お客様からの信頼を損ないかねません。
女性は派手すぎる服や露出の多い服は避け、制服着用時にインナーが透けないよう、濃い色や柄物にも注意が必要です。
男性の場合は、ダメージ加工の服や個性的すぎる服は避け、サロンの雰囲気に合った清潔感のある服装を選びましょう。
自宅サロンにユニフォームは必要ですか?
自宅サロンの場合、ユニフォームは必須ではありません。しかし、ユニフォームを着ることでプロフェッショナルな雰囲気を演出できるほか、サロンのコンセプトを打ち出しやすくなるため、着用することがおすすめです。
また、ユニフォームを着ることでお客様に安心感を与え、信頼されやすくなるほか、リラックスして施術を受けてもらいやすくなるでしょう。
自分自身も気持ちも切り替えやすくなり、自宅サロンであっても仕事へのスイッチが切り替わるポイントとなります。
ユニフォームはどこで買えますか?
セラピスト向けのパンツやワンピース、チュニック、スクラブなどは、専門店や通販サイトで購入できます。
セラピスト向けの服にはさまざまな種類があるため、比較・検討することが重要です。通販サイトの場合、多くの種類を一度にチェックでき、店舗の雰囲気に合ったスタイルを選びやすいことが利点です。
まとめ
セラピストの服装選びで大切なのは、お客様に心からの安心と信頼を感じてもらうことです。そのためには、清潔感があり、動きやすく機能的で、さらにサロンのコンセプトに合った品位のある服装を選ぶ必要があります。
また、髪型や指先のケア、香りといった細部まで意識することで、お客様に与える印象は大きく変わります。こうした一つひとつの身だしなみへの配慮が、「またあなたにお願いしたい」というお客様の気持ちにつながっていくはずです。
全国に600店舗を展開する「りらくる」では、服装は上下黒というシンプルなルールのみとなっています。細かな服装の指定がないため自由度が高く、自分らしい服装で働けるのが特徴です。
くわえて、無料の研修制度があるため、未経験からでも安心して技術を身につけられます。時間枠も柔軟に選べるため、自分らしいスタイルと働きやすさを両立させたい方に最適な環境が整っています。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。









































