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もみほぐしの仕事に興味はあるけれど、「資格が必要なのかよくわからない」「マッサージとの違いって何?」と疑問を感じていませんか。もみほぐしが資格なしで始められる仕事であるのに対し、マッサージを行う場合は国家資格が必要です。
この記事では、もみほぐしとマッサージの違いを整理し、もみほぐしの仕事に役立つ資格の種類と取得方法、資格を取得するメリットを解説します。セラピストを目指している方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事で分かること】 ・もみほぐしは資格がなくてもできるのか ・もみほぐしで役に立つ資格と取得方法 ・もみほぐしで資格を取得するメリット |
もみほぐしは資格がなくてもできる?
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もみほぐしは資格がなくても行うことができ、マッサージを提供するためには「あん摩マッサージ指圧師」の資格が必要です。まずは、もみほぐしとマッサージの違いと、もみほぐしの仕事を始める方法について詳しく解説します。
もみほぐしとマッサージの違い
世の中にはマッサージやもみほぐし、整体などいわゆる「マッサージ」とイメージされる店が数多くあります。しかし、マッサージともみほぐしには明確な違いがあります。
「マッサージ」という言葉は、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」の免許を持つ人が行う医療行為を指します。資格のない人がマッサージを行うことは違法です。
一方、もみほぐしは医療行為ではなく、あくまでリラクゼーションを目的とした施術であり、国家資格などの資格は不要です。そのため、資格がない方でも仕事として始められます。
もみほぐしの仕事をはじめる方法
資格を持たない方がもみほぐしの仕事に就く場合、研修制度がある店舗の求人を探す方法が一般的です。
もみほぐしは無資格で挑戦できる仕事であり、実際に「未経験・無資格OK」の求人を出しているサロンも少なくありません。こうしたサロンでは、未経験者や無資格者向けに社内で施術スキルを学べる研修を設けていることが多く、施術スキルを身につけてから店舗に出ることができます。
「りらくる」では、5万人以上の育成実績のある経験豊富なトレーナー陣による、無料の研修制度があります。施術スキルだけではなく接客スキルも学べるため、未経験でも安心です。
研修方法として、自分のペースで時間をかけて学べる「通学レッスン」と、短期間でスキルを身につけ入店できる「合宿レッスン」の2種類が用意されており、自分に合ったトレーニング方法を選べます。
詳しくは、以下のリンクよりご確認ください。
もみほぐしで役に立つ資格と取得方法
もみほぐしの仕事に挑戦する際、資格がなくても始められますが、取得しておくと信頼度やスキルの証明になります。もみほぐしに役立つ主な資格と取得方法は、以下の通りです。
資格名 | 取得方法 |
リラクゼーションセラピスト認定資格 | 日本リラクゼーション業協会が実施する試験に合格する |
アロマテラピー検定 | 日本アロマ環境協会が実施する試験に合格 |
リラクゼーション整体ボディケアセラピスト | 日本能力開発推進協会が実施する試験に合格 |
リフレクソロジー | 日本ヒーリングリラクセーション協会や日本リフレクソロジスト認定機構が実施する試験に合格 |
ここでは、それぞれの資格について詳しくご紹介します。
リラクゼーションセラピスト認定資格
リラクゼーションセラピスト認定資格は、日本リラクゼーション業協会(JRCA)が実施する、リラクゼーション業界の共通基準を満たした施術者であることを証明する民間資格です。
資格には1級・2級があり、1級を受けるためには2級資格が必須のため、まずは2級に合格する必要があります。また、受験資格を得るためには、協会に所属していなければなりません。
受験費用は2級が7,700円、1級は13,200円です。試験に合格することで資格を取得できます。
アロマテラピー検定
アロマテラピー検定は、日本アロマ環境協会が実施する資格です。基礎知識を習得することで、植物の香りをさまざまな場面で役立てられるようになります。
試験はインターネット上で行われ、自宅で受験可能です。1級・2級があり、どちらからでも受験でき、併願もできます。
受験費用はいずれも6,600円です。基本スキルを身につけたい方におすすめです。
リラクゼーション整体ボディケアセラピスト
リラクゼーション整体ボディケアセラピストは、体に関する基礎知識に加え、リラックスできる雰囲気作りやもみほぐしの基礎知識を備えていることを証明する資格です。
日本能力開発推進協会が認定しており、協会指定の認定教育機関でカリキュラムを修了した者が受験できます。
試験は自宅で受験可能で、費用は5,600円です。資格を取得することで、もみほぐし施術のスキルを客観的に示せます。
リフレクソロジー
リフレクソロジーとは、手や足にある末梢神経が集中するエリアを刺激し、健康の維持や身体の不調を和らげることをめざす施術です。
リフレクソロジーの資格にはさまざまな種類がありますが、代表的な民間資格は「JRECリフレクソロジー資格」や、「JHRSリフレクソロジープロライセンス実技士資格」です。
JHRSリフレクソロジープロライセンス実技士資格は、養成校で所定の講座を修了し、試験に合格すると取得できます。
試験費用は、資格を認定する団体やスクールによって異なりますが、1万円程度が目安です。
もみほぐしで資格を取得するメリット
もみほぐしは資格がなくても始められますが、資格を取得することで仕事の幅や信頼性が大きく広がります。主なメリットは、以下の5つです。
- お客様からの信頼性が高まる
- 施術に自信を持てるようになる
- 施術の幅・アレンジ力が向上する
- 独立開業ができる
- 就職・転職に有利
ここでは、もみほぐしで資格を取得するメリットを詳しく解説します。
お客様からの信頼性が高まる
資格は、施術者の知識と技術を裏付ける明確な証拠です。もみほぐしの仕事は資格がなくても行えますが、「資格保持者」という肩書きはお客様に安心感を与えます。
お店を選ぶ際、信頼できるかどうかは重要なポイントです。資格があることで第一印象から信頼してもらいやすくなるため、施術者にとって大きなアピールポイントとなるでしょう。
施術に自信を持てるようになる
独学のみで施術をする場合、「これで合っているのかな」と不安になることがあるかもしれませんが、資格取得の過程で正しい手技や理論を体系的に学ぶことで、自分の施術に自信が持てるようになります。
また、もみほぐしに役立つ技術を多く学べるため、施術のクオリティが向上します。自信は施術中の表情や動作にも現れ、お客様に安心感を与えることにもつながるはずです。
施術の幅・アレンジ力が向上する
資格を取得することで、多様な技術や理論を習得でき、お客様の要望に応じた施術が可能になります。さらに、お客様の体調や好みに合わせて施術の提案ができるようになり、個別にアレンジした施術はお客様の満足度向上にもつながるでしょう。
その結果、指名や口コミにつながりやすくなり、固定客増加も期待できます。施術の幅が広がることは、自分の強みにもなるため、積極的に資格取得にチャレンジしてみましょう。
独立開業しやすい
国家資格ではない民間資格でも、専門的な知識を有することで独立開業がしやすくなります。リラクゼーション目的であれば資格なしでも開業できますが、資格を取得しておくことでお客様からの信頼性やリピーターの獲得に有利です。
独立開業を目指す場合は、施術技術や接客力を証明できる資格取得後にスタートすることがおすすめです。
セラピストの開業の詳細については、以下の記事を参考にしてください。
>セラピストとして開業するには?サロンを開業する流れやメリットを解説
就職・転職に有利
もみほぐしに関連する資格を取得することは、もみほぐし業界での就職や転職活動において大きなアドバンテージになります。資格は基礎知識や技術を習得している証明となるため、採用側から即戦力として期待されるためです。
特に業界未経験の人にとっては、資格を取得することで学ぶ意欲や働く意欲を示すことができ、採用の後押しとなるでしょう。
また、資格保持者は医療機関や他の専門職からも信頼されやすく、紹介を通じて働く場所が広がるケースもあります。
まとめ
もみほぐしは、資格がなくても始めることができ、未経験からでもチャレンジしやすい仕事です。国家資格が必要な「マッサージ」とは法律上明確に区別されているため、注意しましょう。
もみほぐしは無資格でも行えますが、スキルや信頼を高めるためには民間資格を取得するのがおすすめです。資格取得を通じて施術の幅が広がり、就職・転職への有利さも増すなど、キャリアの可能性が広がります。
なお、未経験の方が確実にスキルを身につけるためには、研修制度のあるサロンで働きながら学ぶことも一つの方法です。
りらくるでは、充実したカリキュラムを通じてセラピストとしてのスキルをしっかり身につけられる「無料の研修制度」が整っています。5万人以上の育成実績のあるトレーナー陣が指導にあたるため、未経験・無資格の方でも安心です。
研修を終えた後は、日本リラクゼーション業協会認定資格の受験も可能になります。もみほぐしの仕事を本格的に始めたい方は、まずは「りらくる」にご相談ください。